2012/07/31

ぐるりについて


ぐるり を、考える。


数日前、ある場所である気持ちにハッとした。
「ここは、昔の私が、夢を叶えて訪れたいと願っていた場所だ」と。
当時は漠然としていて、夢の中身も、叶えるという定義も甘くって、
きっと理想のひとつに過ぎなかったのかもしれない。

けれど、
確かにあの日イメージしたポジションで、
確かに手の平にするべきことが乗っかっていて、
確かに足はその地を踏んでいて。
喜びも責任も感じながら、いちばん先に心が選んだ言葉は、「きちんと来られたね」ということ。

もちろん、これまでの日々で、目標は増えた。
まだまだ満足などしていない。
成し遂げたいこと、それに必要な力、見つめるべき基軸と、少しの勇気。

人から人へ、想いからカタチへ。
繋がっていくパワーと、繋いでくれる誰かと。
こうしてめぐっている「輪」を大切にしていこう。


そしていつの日か、ぐるり一周して、きみの輪とのレールが生まれたらいいな。

2012/07/22

【iPhone壁紙】summer has come 2012


夏ですね。

新しい季節の到来を祝して、
iPhone壁紙を作りました。
もし宜しければ、ご使用下さいませ。

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iPhone壁紙「summer has come 2012」
(size: 640 × 960)
▼Download
http://twitpic.com/aafyco
▽設定方法
上記URLアクセス > 画像保存 > アルバムから「壁紙に設定」
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2012/07/20

太陽の子


一枚の写真を、部屋に飾った。


私には、まさに「正反対」な友人が居る。
面白いほどに真逆だ。
季節に例えるならば、冬と夏。
色に例えるならば、パステルとビビット。
時間帯に例えるならば、夜と昼。
花に例えるならば、紫陽花とヒマワリといったところだろうか。
とにかく彼女はとびっきりにエネルギッシュで、いつだって明るく朗らかで、「この人は喋るのを止めたら死んでしまうんじゃなかろうか」というほどに饒舌で、
たまに(ほとんど)ぼーっとしている自分とは対照的に、キャピキャピしている。

そんな彼女の家に、一週間ばかり泊まらせてもらっていた。
東京へ行く事になり、「ヤマダ!それならウチ来なよ!」(※私の事を"ヤマダ"と呼ぶ) と。
普段、関東と北海道で離れていて、年末の帰省シーズンに再会をする。
今回は約半年ぶり。数日前に7時間ものウルトラ長電話をしたにも関わらず、
合流した瞬間に飛び交う言葉達。
もはやちょっとしたトークショー。

7日間も一緒に過ごすとなると、様々なシーンに遭遇するもので。
シャワーを浴びている最中、水音を上回り、リビングから聴こえてくる「アハハッ アハハハハハッ」という高笑い。(本を読んでいたらしいです)
夕食の準備をしている時、お化粧をしている時、別行動になると聴こえてくる「にゃーにゃーにゃにゃにゃー」という謎のソング。(無意識らしいです)
眠っている時、息の音さえ聞こえず、少し心配になるほどの静寂を突如遮った「鬼が来るぞ!」という恐ろしい寝言。(傷つくと思うので内緒です)
じつにエキゾチックな暮らしでした。

その反面、新しい発見もありました。
ふと見せてくれたフォトアルバム。
「いやわたし美術館とか誘われても無理だわー」、「芸術とは無縁だわー」なんて言っていた彼女ですが、
そこには素晴らしい写真が溢れていました。
美しくて、気持ちが見えて、ハッとさせられる空間の切り取り方があって。
その中でも、いちばんに見惚れた、空の写真。
やわらかい雲と光がきらきらしていて、
無垢な青はどこか彼女自身に似ていて、
思わず「これ欲しいな、すっごく欲しいな」とおねだり。
大事そうに抱えていた手から、「どれがいい?」と広げ、選ばせてくれました。
私はお気に入りの一枚を指差し、可愛らしいくまちゃんの袋に入れてもらい、「ありがとう」と大切に受け取りました。
宝物です。

たぶんきっと、元気のプレゼントだったのだろう。
決して言葉にしなかったけれど、
不安がぐるぐる渦巻いて眠れない私や、
誰かをじっと待っている私や、
戸惑いをまとって「ただいま」と帰ってくる私や。
そういう影の部分を見逃さず汲み取ってくれていたのだと思う。
次に会う時は、この愛をきちんと、返そうと思う。
それまでの間、部屋に飾ったこの空の写真を見て、強くなろうと思う。

まさに、太陽の子。
明日も明後日も彼女の心が晴れ渡っていますように。

2012/07/17

【音楽を絵に】Janis Crunch & haruka nakamura「カノン」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、Janis Crunch & haruka nakamura「カノン」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/27400144667/title-kanon-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=jvDdIml5Egs


― 時はいつしか あなたを繋いでいる
ちいさな歌は 空に旅立った ―
            (「カノン」歌詞より)


Janis Crunch & haruka nakamuraさんのAlbum「12 & 1 SONG」より、
track7.「カノン」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

光と、夢と、入口と、出口。
ぐるぐる翻弄される過程さえも美しく、行き着く先を見据えては、揺るがない安心を想う。
「必ず帰っておいでよ」と送り出し、「おかえりなさい」と迎えてくれる。
嘘のない待ち合わせのような音楽。

Janisさんの歌は、屋根みたいだ。
冷たい雨から逃げ込んで、ジリジリと射す夏の陽を避けて、その先でいつだって整っているように。
たぶんきっと、私は甘えるようにして、彼女の歌を求めていく。

2012/07/16

Tokyo 201207


旅を振り返る。


夏の東京へ。

飛行機を降りると、"ムワッ" とした熱気。
まだ肌寒い札幌から「暑い暑いいうけど、そんな、ねえ」なんて余裕をかまし、
薄手のジャケット姿で成田空港着。
全力なる後悔。


いろんなところへ行きました。
新宿、八王子、吉祥寺、渋谷、原宿、表参道、浅草、スカイツリー。
"この言葉だけは絶対に言わないぞ" と決めていましたが、言ってしまいました、「なんかお祭りやってるの?」。
それぞれの駅・町ごとに文化があるように感じて、たくさんの発見がありました。

いろんなことをしました。
スイカ割りで夏を楽しんだり(甘くて美味しかった!)、
スカイツリーの穴場絶景スポットで圧倒されたり、
焼き立ての人形焼をハフハフ食べたり、
友人と朝まで眠らずに絵を描いたり、
あえて一人きりで街へ出て迷ってみたり、
スクランブル交差点でスクランブルされそうになったり、
「ああ、東京に来ているなー」と刺激的な毎日を過ごしました。

totokoko label の仲間達も集まってくれました。
皆さんあたたかく迎えて下さって、お兄ちゃんお姉ちゃんのようで、ついつい嬉しくなってしまって、
お店のジャックダニエルを飲み干してしまいました。
安心に似た「居心地の良さ」がありました。懐かしさのような。家族のような。
トットコッコに居られて良かったな、と心から感じました。

お会いして下さった皆様、
素敵な時間をどうもありがとうございました。


学んだ事:
・某駅の某駅員さんは恐ろしいほどに冷たい。ロボットみたいだ。
・西荻窪は、土・日・祝、JR中央線が止まらない。総武線か東西線でバビュン。
・通勤快速はギュウギュウパンパン。もはや苦行。
反省:
・乗り換えにあたふたする前提で、余裕を持って行動。
・まずは地図を読めるようになれ。
・渡せなかった手紙。