2012/10/21
【ロゴ制作】imaさんのロゴを制作させて頂きました
電子音楽家(ギタリスト/プログラマー)、
imaさんのロゴを制作させて頂きました。
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ima (official web site)
http://www.imanone.net/
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今年4月、迷われレコードからリリースされたAlbum「pastel tone」にてアートワークを担当させて頂きました、imaさん。
今回はロゴをご依頼下さいました。
モチーフは、"水彩絵具の瞬間"。
ご本人による「淡い色が無造作に散りばめられたようで、どこか規則的・数学的なimaを」という素敵なイメージを大切にしながら、デザインしました。
imaさんの音楽は、シーンとシーンが繋がっていく過程が見え、ひとつのドラマが構成されるような魅力があります。
自由と緻密の絶妙なバランスが心地良く、構築されたステージ上、一音一音が動いている光景を感じます。
色と色、点と点、線と線、可能性が生まれゆく瞬間をロゴにも出せたら。
そういった目標のもと、制作を進めました。
本日から公開となりました、ウェブサイト内、ドーン!とご使用頂いています。
皆様ぜひ、チェックしてみて下さいませ。
2012/10/20
そらに、てがみを
10月20日。
南ヤスヒロさんが亡くなってから、一年が経ちました。
手紙を書きました。
上手く言葉に変えられませんが、なんだかきっと、届くような気がしました。
大切なペンを箱から出して、お気に入りの便箋に、伝えたい気持ちを。
少しばかり長くなってしまって、飾りなく綴った文を読み返しては恥ずかしくなってしまったけれど、「これがありのままの私だ、えい」と封を閉じ、
CDの横へ、そっと置きました。
すべてを繋げてくれた、sunbrainの音楽。
この道へと歩く為の力も、そう。
今ではアートワークでご一緒している丸谷マナブさんの歌を初めて知った瞬間も、そう。
南さんの音が存在が、今日の私を、導いてくれました。
丸谷さんと作った、sunbrainダイジェストムービー「sunbrain - in memory of...」。
これからも、ずっと、どこまでも。
Music: sunbrain (http://www.sunbrain.jp/) , 南ヤスヒロ , 丸谷マナブ (http://marumana.com/)
Movie / Illustration: ヤマダサヲリ
2012/10/15
飴玉が溶けていくのを、
空気はツンと張りつめて、秋です。
あれれ、いつのまに。残暑がどうのこうのって。夏の雲は。あれれ。
「なんだか季節に置いてけぼりだ」と思いながら、ニット帽をひっぱり出した日。
花に心をトントンと叩かれたのだ。
雨は今にも降り出しそうで、服も靴も上手に決められなくて、不器用な午後。
駅まで小走りで向かう途中、道の真ん中、紫陽花が一房。
ごろん。
すっかり白く褪せているが、大きくてたくましい。
とても美しくて、ちょっぴり悲しげで、祭りのあとに似ている。
呼び止められるようにして、思わず、立ち止まる。
その光景に、すべてがあるような気がしたから。
しゃがみ込んで、指でふれた瞬間、「ああ、そっかぁ」と思った。
逃げていたんだ。ピエロみたいに。平気なふりをしていたんだ。
私が私に嘘をついて、どうするんだろう。
きれいな花になりたかった想いは、たいせつな様々を蹴とばして、そのまま凍結されようとしていたのだ。
ドライフラワーを望んだ。
くたびれないように、良好な状態で、記憶を封じ込めてしまおう。だなんて、
保守的で浅はかな道を選んでいたのだ。
自転車にひかれないように、誰かに踏まれないように、
花を安全な場所へと移して、また駅まで急ぐ。
ささやかで貴重な時間。
飴玉が溶けていくのを、まだ放っておけない。
だんだんしぼんでいって、唇にほんのり甘さが残る結末を、まだ望んでいない。
焦らずに、背伸びせず、しっかり向き合いたい。
花が教えてくれたこと。
BGM: Tenniscoats 「One Swan Swim」
2012/10/06
【音楽を絵に】sleepy.ab「自由の果て」
【音楽を絵に】コーナー、更新しました。
今回は、sleepy.ab「自由の果て」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/33004646275/title-jiyuu-no-hate-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=S2e9ptz8peA
― 誰にもなれずに
繰り返す日々に
導かれて
君がいるそして、僕がいる ―
(「自由の果て」歌詞より)
sleepy.abさんのAlbum「traveling fair」より、
track10.「自由の果て」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。
振り返りたくなって、進みたくなる。
時間軸をどこか遠く俯瞰から眺めているような感覚を持つ音楽。
例えば、夢から覚めた後の、物語がほどけていく寂しさ。
例えば、愛しいひとの名前を見つけて、心が動く純朴さ。
朝を、夜を、春を、冬を、ひとつの音がたくさんのシーンへと導き、もう一度、様々を抱きしめるようにして鳴る。
自由の内側と外側。
わたしは、まだ、その境界線を上手に見つけられないけれど、
目印は、きっと。
あなたにも、きっと。
音に寄りかかるようにして想像すれば、誰かの顔が、浮かんでくるでしょう。
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