2012/08/26

ポリプロピレン Album「harmonic」 ポストカードセット販売開始

 
CDデザインを担当させて頂きました、
ポリプロピレン Album「harmonic」。( >>詳細記事URL )

アルバム発売を記念して、
9月1日より、
「harmonic ポストカードセット」が販売開始となります。
アートワークに引き続き、こちらも制作を担当しております。

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「harmonic ポストカードセット」
(冒頭画像内容)
・3枚入り 300円
※ライブ会場にて販売

Type1、Type2、Type3、それぞれCD全体(ジャケットやディスク等)から絵柄を取り入れたものとなっています。
3枚目の絵柄は、果たして、どこにあるのでしょう。
気になる方は、アルバムを手にして、探してみよう!(さりげない宣伝)
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グッズ発売日は、ポリプロピレンのレコ発LIVEです。
きっと素敵な夜になることでしょう。
お近くの皆様、ぜひ。
>>ポリプロピレンBlog LIVE詳細記事URL

2012/08/17

【CDデザインを担当させて頂きました】ポリプロピレン Album「harmonic」

CM1

CM2 (山下さん、駆け抜けるバージョン)
CM3 (佐藤さん、転がるバージョン)


ポリプロピレン Album「harmonic」
CDデザインを担当させて頂きました。
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ポリプロピレン Album「harmonic」

1.神様のパレード
2.カーテンコール
3.宇宙ゴミ
4.ぼくにできること
5.nest

発売日: 2012.09.01
価格: 1,000円(税込)
(もぐらレコーズ)
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札幌を拠点に活動しているバンド、ポリプロピレンさん。
New Mini Album「harmonic」にてCDデザインを担当させて頂きました。
( Vo.山下研さん Blog記事 http://poripuro.jugem.jp/?eid=387 )

いやあ。もう。とっても素敵なアルバムなのです。
もう一度言います。
ほんとに。もう。とっても素敵なアルバムなのです。

デザインテーマは「繋がる、希望の、パレード」。
希望が行進しているような、
光が連なって歩いているような、
まさに "希望のパレード" といったシーンが伝わってくる音楽です。
人と人、街と街、時間と時間 を結ぶ糸も感じられて、
今回のモチーフへ辿り着きました。

取り扱い店舗などの詳細は、また改めて、ドーン!とお知らせ致しますので、
お楽しみに。


最後にもう一度言っておこうっと。
そういえば。もう。とっても素敵なアルバムなのです。

2012/08/14

【Tシャツ】「awa to hana」商品化について


みんなでつくるデザインギャラリー「CREATEEZ さんにて、
Tシャツデザインを展示させて頂いております。

こちらは、「人気投票によって商品化」されていくものです。
商品ページにございます "Bravo!" ボタン や、
Facebookの "いいね!" やコメント、
閲覧して頂いた皆様によるリアクションやご意見が、そのまま、商品化へのきっかけとなります。

もし宜しければ、
「おっ」と思ったり、「実際にTシャツになるといいな」と感じて下さった際は、
ポチッ とご協力を宜しくお願い致します。

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Tシャツ
Title: 「awa to hana」(泡と花)

▼投票ページ / 商品詳細ページ
http://createez.jp/products/detail156.html
※投票方法
1. 「Bravo!」ボタンをクリック
2. Facebook「いいね!」をクリック or コメント
(お好きな環境をご選択下さい)

Comment:
夢の中。
連結する泡と花。
やわらかく、おだやかな世界。
甘い飴玉が転がるように、続いていくシーンをデザインしたものです。
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2012/08/13

星を待つ人


星を待っていた。


2012年8月12日。ペルセウス座流星群。
「12日夜から13日未明にかけてピークを迎える」というニュースを知り、
そわそわしながら、時計を気にしていた。
今までの人生、たぶんきっと、こういう類の話題には無頓着というか、
例えば"恋人と一緒がいいの"とか、少し頑張って夜更かししてみる とかも無く、あっさりサバサバずばっとスルーしてきたけれど、
今年は特別だった。どうしても見つけたかった。

予定時刻になり、仕事の手を止めて、部屋の電気を消して。
いざ夜空を眺めてみると、次々とやってくる、灰色の雲。
諦めずにジッと、体育座りをして、瞬きさえも惜しんで。
首がじんわり痛くなってきた頃。

スーッ と。

おおきなおおきな流れ星。
とても明るく、尾は太く、たくましい流れ星だ。
3秒間。願い事。祈りにも似た、願い事。心のなかで。大声で。強く強く。
その言葉は生き物のように、「今この瞬間まで、長いこと長いこと、喉元から駆け出すのを待っていたんだ」という勢いで、迷いなく揺るぎなく溢れ出た。
確かにきみの名前がそこには在って、それが本当に嬉しくて、ぼろぼろと涙が流れた。

パァッ と、その場から湧き出るようにして現れた光は、美しくて、
距離や時間や物理的な様々を越えて、
「あの町のあの子も、同じように、見惚れただろうか」と、空に余韻を残していた。


贅沢はいらない。
もう一つ、もう一つ、とは思わない。
あの力強い一つに、すべては乗っかって、確かに輝いたのだ。

星を待っていた。気持ちを待っていた。きみを待っていた。



BGM: Takagi Masakatsu 「Tamame」

2012/08/07

ハチ公の最後の恋人


今ではない、と思っていた。


一冊の本を読む事によって気持ちや決断が左右されるわけではないけれど、
まだ生々しい温度や、あの日の雨や、しぐさや、言葉や。
"記憶" のタグをつけるには、まだ早過ぎると思っていたし、
飾り無く言うならば、まだ夢のなかに留まっていたかった。

行き慣れない古本屋を、数十分ばかり、ふらりふらりさまよっては、
ようやく見つけたこの本を。
とにかく私は大切そうにして持ち帰り、少しの迷いのあと、そのまま自室の本棚へとしまった。

友人から聞いていた。
「初めから別れが定義されたふたりだけれど、必ず希望に転じるんだよ。そういう物語なんだよ。」と。
その言葉は励ましのようで、熱のある口調で、今すぐ本屋に行きなさいよ、と言われている気にさえなってくるものだった。


北海道の夏らしい、とても冷たい風の吹く夜。
ちいさな勇気と、よくわからない意気込みをこころに通わせて、その本を読んでみることにした。
「ハチ公の最後の恋人」 (著: 吉本ばなな)。

気付けば、夜明け前。
ウットリしたり、涙で文字がかすんだり、そうやってみるみる物語のなかを駆け抜ける。
本当だ、今のわたしに必要な言葉たちだ、そう思った。
ある一点に向かって、子供みたいに大人みたいに、進んでいくふたり。
透明で太陽に透かしてみようかと思えば、次の瞬間には、たくましく分厚いものへと変わっていたりする。
彼と彼女にとって、あの日々は、確かな光となったのだ。
それは出来そうで出来ない、とても難しいこと。とても素敵なこと。

私が今、新しく見ているものも、
これほどまでに立派でなくとも、ささやかな光の輪っかでも。
いつの日か、いっぱい笑ってすこしだけ泣いて、くぐれたらいい。


― 「いつまでもは続かない青春ともいうべきものを、
続かせるやり方を研究していた。私たちは。」
「私はハチを忘れないが、忘れるだろう。
悲しいが、すばらしいことだ。そう思う。」 ―
             (「ハチ公の最後の恋人」 より)



BGM: Takagi Masakatsu 「Horo」

2012/08/05

【音楽を絵に】阿部芙蓉美「希望のうた」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、阿部芙蓉美「希望のうた」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/28757820979/title-kibou-no-uta-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=44Wfz3bC964


― ほら 希望のうたは 風になるよ
いつか君と出会うために ―
       (「希望のうた」歌詞より)


阿部芙蓉美さんのAlbum「沈黙の恋人」より、
track9.「希望のうた」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

"いち、に、さん" と丁寧な余白をもつようにして歌う。
それは、真冬の白い息のようで、空気中に溶けていくのを見届けるようにして、
静かに静かに魅了される。

「いまは希望のうたを 歌わなくていいよ」というフレーズに、ハッとした。
時計に布をかけては針を隠し、だいすきなきみに、目の前の安息を。
いつかは来てしまう"いま"を、たぶんきっと、ふたりで考えて迎えるのだろう。

2012/08/01

【名刺デザイン】丸谷マナブさんの名刺を制作させて頂きました


いつもCDジャケット等のアートワークを担当している、
丸谷マナブ(ex. sunbrain)さんの名刺制作をさせて頂きました。
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丸谷マナブ
OFFICIAL WEB SITE
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今回は、「音楽」をテーマにデザインしました。
 
オモテ面には "音符記号" を、
ウラ面には "五線譜" を、
それぞれの面で、音に繋がるモチーフを描き入れました。
 
配色は、丸谷さんのイメージカラーで構成しています。
sunbrainとして、ソロとして、ずっとずっと大好きで聴き続けてきた日々、
私なりにパッと浮かぶ「あたたかい黄色」と「深い青」の2色をメインに。
太陽と月が並ぶように、出口から次の入口を見るように、光に似た「融和」がある音楽だと思います。
"溶け合う速度や光景が伝わる歌" を色味でも出したいと考え、
両面でふたつの色を重ね、滲ませています。
 
 
最後は、堂々と胸を張って、宣伝の一文で締めようと思います。
冒頭のウェブサイトURLから、試聴(MySpace , YouTube ,etc)も出来ます。
ポチッといっちゃってくださいませ。