2014/12/31

2014


2014年は、
心が、ずっとずっと長い、旅をつづけていた。

すべての瞬間が必要で、要らないものなんてなくて。光も闇も。
そして、旅の終わりには、ひとつの決断を。
これまでの人生でいちばん、自分に話し掛けてあげられたように思う。


いくつかの旅のなかで、
7月の大阪 ( Blog記事: "光の国 - 07/13 空中ループ presents 「LOOP ECHO FES '14 -" http://saoriyamada.blogspot.jp/2014/07/0713-presents-loop-echo-fes-14.html ) が、最も記憶に濃い。
デザインを担当させていただいている、空中ループ コンサートシリーズ [ LOOP ECHO ]。
夏フェス編の開催を見届けに。
ハルカトミユキさん、アナログフィッシュさん、bonobosさん、
People In The Boxさん、Polarisさん、そして、あの空間を築き上げた空中ループの皆さん。
わたしの両手では、こぼれてしまいそうなくらいの、溢れる勇気をいただいた。


この一年、
以前から憧れていた方々との出会いが多く、非常にありがたい日々でした。
それは、ただ "うれしい" ・ "たのしい" の話ではなく、何より身をもって感じたのは、
「自分も追いついていくこと」。「ともに高みを目指していける人間で在り続けること」。
心から愛する世界を、近くで感じられる環境のなかで、受け取るイメージは数えきれず。
そこでキャッチしたものが、例え自分より遠くにあるものだったとしても、しっかりカタチに起こして、世界へ届けていく。
いつだってそう在りたいという意識が、わたしを立たせてくれています。

年の後半は、
自分にしては少しめずらしい、「望み」を優先した生活。
会いたい人に会いに行って、行きたい街へ行って、手にしたいモノを手にする。
きっと、こういう時間が足りていなかった。
速い日々のなかで、見えなくなっていたものたちを、取り戻していく作業。


来年は、たくさんの変化が待っている年。
自分らしさを見落とさぬよう、しっかりと向き合って、進んでいきたいです。

かしこく生きることは、必要。
でも私は、遠回りでもいいから、大切なひとの笑顔を奪うことだけはしたくない。
どこへ行っても。それだけは、わすれない。


2014年で出会った皆さま、
変わらず近くに居てくださった皆さま、
本当にどうもありがとうございました。大変お世話になりました。
新しい一年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


https://www.youtube.com/watch?v=ZpAs4VT_MPI
BGM: PERIDOTS 「オールライト」

2014/11/28

【缶バッジ】SNARE COVER アーティストグッズ


札幌を拠点に活動しているバンド、
SNARE COVER
缶バッジをデザインさせていただきました。
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SNARE COVER

official web site
http://snare-cover.com/
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札幌を拠点に活動しているバンド、SNARE COVER。
新しいアーティストグッズ、「缶バッジ」のデザインを担当させていただきました。

デザインは、
現在LIVEステージ後方へ掲げられている旗、バックドロップ(記事: http://saoriyamada.blogspot.jp/2014/04/snare-cover.html)から、
レイアウトを組んだものとなっています。
(ダイヤ型バッジは、メンバーの高田さんデザイン!)

size:
(画像上から) 76mm , 38mm , 40mm


12月14日のLIVE会場にて、販売開始となります。
38mmバッジは、上記LIVEをSNARE COVERまでご予約下さったお客様への、プレゼント。
音からの景色を表現したバッジです。実際に体感した後、思い出のひとつに、ぜひお持ち帰りいただけましたら幸いです。

2014/11/22

【紙媒体/WEBデザイン】空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] FINAL





空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] FINAL
紙媒体 / WEBデザイン(特設サイト)を担当させていただきました。
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" 四季ごとに、特別な空間で奏でられる音楽。
2014年、空中ループ渾身のライブコンサートシリーズ。 "
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]

FINAL
2015年3月1日(日) 京都 大江能楽堂
出演:空中ループ / sleepy.ac

詳細 < 特設サイト >
http://kuuchuuloop.wix.com/loopecho
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空中ループ
official web site > http://www.kuuchuuloop.net/


紙媒体/WEBデザインを担当させていただいております、
季節に沿って1年間にわたり、さまざまな空間で開催される、コンサートシリーズ。
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]。

全4公演が終了し、
ファイナル公演の開催が決定いたしました。
ついに、最終章。今回も、デザインを担当させていただきました。


今作のビジュアルイラストは、
"全4公演分のビジュアルを並べて、ひとつの絵が出来上がる" というコンセプトの完成形。
冬編・春編・夏フェス編・秋編 計4つのアートワーク、その集合体です。

冬編(会場: 南港サンセットホール)では、やさしい海とホログラムの月を。
春編(会場: 守口 プラネタリウム)では、花と星に満ちた、明るい夜を。
夏フェス編(会場: なんばユニバース)では、夜のサーカス、祝福する時間を。
秋編(会場: 弁天町 世界館)では、火の内側の世界を。
LOOP ECHOシリーズの醍醐味である、4つのシチュエーション。その空間で、空中ループが鳴り渡る瞬間の、奇跡たちを。想像しながら制作していきました。

Vo.松井さんが、LOOP ECHOを「生き物」とブログに書いていらっしゃいましたが、
わたしも同じく、そう感じてきた一年間でした。
企画が動き出すとき、ビジュアルの全形だったり、カラーのたどり着く先を決めていたのですが、
一回、また一回と進んでいくごとに、新しい「何か」が必ずやってきて。
それらはすべて、良い方向へ導いてくれました。


ついに次回、ファイナル公演。
わたしも、見届けに行こうと思います。
ファイナルとありますが、はじめての方々にも、是非観ていただきたいです。
巡ってきた景色たちが、きっと、音になって届くでしょう。

お近くの皆様、ぜひ。

2014/11/12

【EXHIBITION】totokoko christmas "light"


東京・新宿にて、展示をいたします。

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【 totokoko christmas "light" 】
2014/12/01-27
at SCOPP CAFE (東京都 新宿区新宿2-5-11 甲州屋ビルB1F)

山本ゆり子  http://yamayuri.iinaa.net
ヤマダサヲリ 
http://saoriyamada.wix.com/index
Hal       https://twitter.com/1124skyHal
野坂実生   https://www.facebook.com/Miu.Nozaka
cheri.e moi  https://www.facebook.com/cheriemoi
イロドリ   https://www.facebook.com/irodoring97
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冬の夜の「灯り」を想起する新作たち、
数点飾らせていただきます。
ここ近年、自分の手段のなかで強まってきた「アナログ」要素も取り入れ、
変化の境界をお見せ出来たら、と思っています。


SCOPP CAFEさんは、2011年の展示でもお世話になりました。
あたたかい空間にやさしいご飯。
とても素敵なお店です。

お近くの皆様、
ぜひ遊びにいらして下さい。

2014/10/31

【MV】SNARE COVER「サヨナラカオティックサイコパス」 (担当:グラフィック効果)


SNARE COVER「サヨナラカオティックサイコパス」 MV、
グラフィック提供させていただきました。
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SNARE COVER「サヨナラカオティックサイコパス」
Music Video (Youtube)

Director 北川陽稔(sprawl Inc.)
GraphicDesign ヤマダサヲリ
Translation Emilio(葉緑体クラブ)


SNARE COVER official web site http://snare-cover.com
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紙媒体やアーティスト写真等のアートワークを担当させていただいております、
SNARE COVER。
最新MV「サヨナラカオティックサイコパス」にて、
一部グラフィック提供いたしました。
(グラフィック効果 , 字幕テキスト素材)

ディレクターは、北川陽稔さん(sprawl Inc.)。
質感を視覚から肌へ伝える、美しく強い作品を手掛けていらっしゃいます。
ご一緒出来ましたこと、光栄に思います。


「サヨナラカオティックサイコパス」は、
SNARE COVERのビジュアルを制作する際、いちばん多く聴いてきた一曲。
強烈に、余す事なく、今現在のSNARE COVERがここに生きていると感じます。

国を越えて、どこまでも届いていくと信じています。
是非、ご視聴ください。

2014/10/21

【アートワーク制作】Buena Vista new single「ステップステップ」


Buena Vista new single「ステップステップ」、
アートワークを担当させていただきました。
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Buena Vista new single「ステップステップ」

2014.11.01 (sat) Release

01 ステップステップ
02 はんぶんの月と赤いタワー
03 -ichi- 


3曲入り ¥1,000(tax in)
Buena Vista <Official Web Site> http://hellobuenavista.web.fc2.com/
会場限定販売
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2014年11
1日に発売となります、
Buena Vista new single「ステップステップ」。
アートワークを担当させていただきました。

植野貴之さん(Vo & A.Gt)と、岡村篤郎さん(E.Gt & Other Instruments)による2人組ユニット、
Buena Vista。
進むための強い力。足もとを見つめるための、やさしい力。日々を照らしてくれる、new single「ステップステップ」の完成です。
アートワークを担当いたしました。


今回は、「造形」主体のジャケットとなっています。
ちいさな立体作品をつくり、写真撮影。


(布/紙材/アクリルガッシュ/ホログラム)

シングルタイトル「ステップステップ」という言葉は、
全体から、とても心地よい均衡で、届いてくるように感じます。
よって、すべての楽曲からひとつずつ、モチーフを設けました。

<ジャケット中央・右> ホログラムの月 (2.「はんぶんの月と赤いタワー」より)
<ジャケット下部> ”進行”をイメージした絵柄 (3.「-ichi- 」より)
<ジャケット裏面> ひかりの足跡 (1.「ステップステップ」より)


track.3「-ichi-」のテーマとなっている、”2人でひとつの音”から、
裏面は、セカンドジャケットとして。
四分割されている面同士を折り合わせると、ひとつの絵となります。
表面(メインジャケット)に描かれた世界の続きです。


普段は、グラフィック主体での制作が多いですが、
今作の音源を聴かせていただいた際、動的(色が現れるシーン)印象が強く、それは絵の具にしか出せないものと感じました。
あまり多用したことのない、鮮やかなカラートーンに仕上がったのは、Buena Vistaさんの世界がたくましくそこに在るから。
たくさんの景色を、いただきました。


この歩みが、皆さんのもとへどんどん、続いていきますように。
見かけた際はぜひ、手にしてみてください。

2014/10/19

【PRIVATE WORKS】「night fever ("shin_paku")」


「night fever ("shin_paku")」
(アクリルガッシュ/麻/クラフトペーパー)


アナログフィッシュ「Nightfever」( http://youtu.be/zF5qIiHnbYE )を聴いて。
夜の心拍を描いたもの。


半年ぶりくらいの、プライベート作品。
近頃はグラフィックの他、ちいさな造形をつくります。

今回は、アナログフィッシュ「Nightfever」(Album"最近のぼくら"より)からのイメージを。
夜明けにずっと聴いていて。
そのとき出会った、気配たち。

2014/10/15

【アーティスト写真】SNARE COVER


札幌を拠点に活動しているバンド、
SNARE COVER
アーティスト写真をディレクション、デザインさせていただきました。
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SNARE COVER

official web site
http://snare-cover.com/
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札幌を拠点に活動しているバンド、SNARE COVER。
新体制となってから第一弾目、アーティスト写真が公開となりました。
ディレクション、デザインを担当しています。


2014年4月より、ステージ上へ掲げられているバックドロップ(旗)。
今回は、その世界の「つづき」を、表現したものとなっています

バックドロップでは、
-
― 空中、無数の旗が浮かぶ世界。
太陽の気配。ゆっくり吹く風。布のはためく音だけが響く。
祝福として掲げる旗、別れの旗、目印としての旗。
さまざまな心が集うところについて。 ―
(2014年3月 記事: http://saoriyamada.blogspot.jp/2014/04/snare-cover.html より)
-
SNARE COVERのサウンドから得た光景を、描かせていただきました。

アーティスト写真では、
そこからさらに、上昇した場所。太陽をさらに、感じることのできる場所。
上につづく世界を、カタチにしました。


SNARE COVERにしか生み出せない、音の国があるということ。
写真からも、少しばかりでも、感じ取っていただけましたら幸いです。

2014/10/05

【MV制作】空中ループ「いつかどこかにたどりつく」





空中ループ「いつかどこかにたどりつく」、
MVを制作させていただきました。
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【MV】空中ループ「いつかどこかにたどりつく」

空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] 特設サイト
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季節に沿って1年間にわたり、さまざまな空間で開催されるコンサートシリーズ、
秋編のテーマソング、「いつかどこかにたどりつく」。
Music Videoを制作させていただきました。

コンサートシリーズ [ LOOP ECHO ]、
第一回【冬編】からはじまり、【春編】、【夏フェス編】、そして今回【秋編】と、
全体デザインを担当させていただいてまいりました。

「全4公演のフライヤーを集めて並べると、一枚の絵が完成」というデザインコンセプトも、
これですべてが揃いました。
最後のビジュアル "火の内側の世界" へ、こうして動きを与えられた機会に、
感謝しています。


「映像」というカタチよりかは、
「Moving Art」という意識のもとで、制作したものとなっています。
皆様が眺めてくださった秋編ビジュアルに、時間軸をもたせるイメージで、つくりました。

火の内側には、もしかしたら闇。流体。刻々と変わりゆく時間。
光を放つために高め合う、対極の者たちが存在しているのかもしれない。
そんなことを考えながら描いたグラフィックにもう一度、息を吹き込みました。


「いつかどこかにたどりつく」、素晴らしい曲ですね。
空中ループ vo.松井さんに、「じぶんが探している居場所のような気がした」とお伝えしたのですが、
ほんと、心の底からそう感じて。
わたしのたどりつきたい場所、しっかりと音のなかに、見えました。
きっと皆さん、信じているもの、見えるはずです。

是非、聴いてみてください。

2014/09/04

【ブログデザイン】「わさびちゃんち」

 
Blog「わさびちゃんち」、
デザインを担当させていただきました。
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【Blog】「わさびちゃんち」
http://wasabichanchi.blogspot.jp/

Twitter
https://twitter.com/jessiepon
Instagram
http://instagram.com/shimejiwasabi
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道路でカラスに襲われているところを保護された、生後間もない子猫"わさびちゃん"。
家族として迎え入れた、あたたかな保護主さんご一家。
その"わさびちゃんち"よりお届けされます、Blogがはじまりました。
トータルデザインを担当いたしました。


やさしい愛情にあふれた、「わさびちゃんち」。
ハンドメイド要素を前に出すため、普段のグラフィックからは少し離れ、
オイルパステルを使用しています。

「おうち」と「ひまわり」をメインに、
やわらかな場所と時間、描かせていただきました。


サイドバーには、わさびちゃんちのファミリー(どうぶつ)たちの紹介も。
フォトアルバムや関連書籍、Twitter、Instagramなど、
たくさんの情報が確認出来ます。

これからの更新が、わたしも楽しみです。
是非アクセスしてみてください。




2014/09/01

わたしたちの海。

 
ときどき、「天使なんじゃないか」と思う。

春みたいに笑う子。
気配はやわらかくて、となりで過ごす時間は、ふかふかのじゅうたんみたいだ。
何年経っても。いつだってそう。
わたしのたいせつな親友。

ふたり、夏の終わりの、海へと向かった。


八月も後半。
北海道のこの時期の空気は、そろそろ秋を感じるもの。
「海水浴場、ガラガラかな」と話しながら行くと、
そこには、まだ夏がしっかりとあった。

ちいさなテントが立っていたり、
いくつかのビーチボールも見かけたし、
ラジオの横で、サンオイルを塗って、本気モードで肌を焼く人も目撃した。
ちゃんと、夏だ。


わたしたちは静かな場所をみつけて、
わたしたちなりの過ごし方をはじめていく。

ちょうどよい波がたっていた。
太陽の光が反射して、遠くの岸の少年が、妖精みたいに見えた。
「あー、お昼寝の入口に似てる、ねむたくなるなー」と思い、ふと横を見ると、
友人もまさにそんな顔をしていた。


ひとつの報告をするために、海へと誘った。
「話したいことあるから海、行こうや。」なんて、変にドラマチックで気が引けたけれど、
こういうときに照れ屋なわたしは、これくらいしなきゃ、言えないと思った。

この夏、じぶんが出した答え。
わたしがわたしらしく生きていくための、ひとつのおおきな、決断を。
波の音をくぐって、伝えた。


「サヲリなら大丈夫だよ」と、
すぐに伝え返してくれた。いつもの彼女らしさ。
「すこし、さみしくなるね」と、
数分後。いつもとちがう、言葉の間。


太陽はいつの間にか低くなって、海の家が閉まり、こどもたちの声も聞こえない。
一度も時計を見なかった。
それくらい、こぼさないように、時間を過ごしていたように思う。

誰よりもわたしを知っていてくれる彼女のためにも。
もっと強く、世界を知っていこうと思った。

2014/08/08

願いが星に届くころ(2014.8.7 @森彦本店)

 
「願いが星に届くころ」(2014.8.7 @森彦本店)、
絵の投影をさせていただきました。
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出演:なかにしりく
絵の投影:ヤマダサヲリ


なかにしりくさんの歌声には、いろんな神様が宿っているように思う。
春の神様、雨の神様、光の神様、色の神様、時間の神様、とか。
うたいはじめの、その"やわらかい気配たち"がふわっと生まれる瞬間が、たまらなくすきだ。

七夕の夜。
森彦本店さんにて行われた、なかにしりくさんのアンプラグドLIVE。
ステージへ、絵を映させていただきました。


森彦(>WEB SITE)さんは、丁寧な時の流れの、美しい場所。
経過してきた物事の影や輪郭が、羨ましくなるくらい、素直に存在しています。壁にも表情を感じる。
そのような素敵な空間で、絵を発表させていただけたこと、誇りに思っています。

夜の闇のすみっこの、ちいさな秘密のイメージで。
「星の部屋」をつくりたいな、と準備をしていきました。
限定16名の音楽会。16個の日々に、1つの夜が共通しているって、奇跡だよなあ、って。
それぞれにすこしずつ時が過ぎていくなかで、皆さんにとっての「おそろいの光」となれましたこと、願っています。


ご来場くださいました皆さま、気に掛けていただきました皆さま、
どうもありがとうございました。

りっくんがうたう「サーカスナイト」(七尾旅人)、最高だったな。
ハートもっていかれましたな。

2014/07/23

【アートワーク制作】Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」


Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」、
アートワークを担当させていただきました。
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Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」

2014.08.10 (sun)  Release
01 風見鶏
02 初夏の夕焼け
03 届かない光
04 熱気球
05 最後のひとこと

Trailer(試聴)
http://youtu.be/fdD1_M5jaqs


全5曲 ¥1,000(tax in)
Furphy Amplifier <Official Web Site> http://fur-am.p1.weblife.me/
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2014年8月10日に発売となります、
Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」。
アートワークを担当させていただきました。

東京を拠点に活動している4ピースギターロックバンド、
Furphy Amplifier。
澄んだ輪郭が強く美しい、確立されたもので満ち溢れるサウンドワーク。
「時代のアンセム」を振り返るようにして展開されていく、2nd mini album。
ご縁をいただいて、全体デザインを担当いたしました。


今回は、両面ジャケット仕様に。
歌詞ブックレット表紙/背表紙、お好きな方をセットして楽しめるタイプとしました。

メインテーマ:「秩序の内と外」
(サブテーマ:「集合体の青」)
"青春" について回想されている今作楽曲たち。
青春とはきっと、経過した先の未来に、本来の理解が待っているものだと思っていて。
「秩序」や「規則」のなかに居た時は見えなかったものが、ゆっくり、時間の流れとともに自分へ取り込まれていく。
その様子は「角度がひらいていく」工程に似ている、と。
そういったイメージのもと、角度(=計測)を連想するツールを絵柄に組み込みました。

すべての楽曲から、非常に動的なシーンが感じられ、
グラフィック内のパーツは、それぞれの方向へ、常に前進しているイメージです。

CDジャケットではこれまで、「象徴(オブジェ)」を描くケースが多く、
「模様(全景)」意識で描いたのは初めてでした。
広範囲の、永続的なイメージを与えてくださったFurphy Amplifierさんに、感謝しています。


息吹の強い、世界観だと思う。
皆さんに是非聴いていただきたいです。

2014/07/21

【紙媒体/WEBデザイン】空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] 秋編


空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] 秋編
紙媒体 / WEBデザイン(特設サイト)を担当させていただきました。
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" 四季ごとに、特別な空間で奏でられる音楽。
2014年、空中ループ渾身のライブコンサートシリーズ。 "
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]

第四弾・秋編
11/22(土) 弁天町 世界館
 
< 特設サイト >
http://kuuchuuloop.wix.com/loopecho
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空中ループ
official web site > http://www.kuuchuuloop.net/


紙媒体/WEBデザインを担当させていただいております、
季節に沿って1年間にわたり、さまざまな空間で開催される、コンサートシリーズ。
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]。

秋編のデザインが公開となりました。
全4公演分のフライヤーを集めると、一枚の絵が完成する仕組み。
今回でついに、最後の四枚目となりました。


今作のビジュアルイラストは、
会場となる世界館さんの "石炭倉庫を改装した劇場" という点へ着目して、
「火の内側の世界」を描いたものとなっています。

火の内側には、もしかしたら闇があるかもしれない。
「光」と「闇」がともに存在していて、互いに、命を保たせ合う世界かもしれない。
光は、闇があるから眩しく輝いて、
闇は、光があるから暗がりでも孤独を感じない。
高め合って燃える火を、描き起こしていきました。


ということで、
四枚すべてが揃いました。
冬編・春編・夏フェス編・秋編を並べていただくと、一枚の絵が完成となります。
全4公演分を集めていただいた方々、お一人ずつ、熱い握手を交わしたい。
わたしの住んでいる札幌でも、「最後はどんな絵になるのですか?」と気に掛けてくださる方がいらっしゃったりと、感謝に満ちた制作期間でした。
少しでも、わくわくをお届けできましたこと、願っています。

完成した絵。
どういった世界を描き上げたかったかは、
ラスト・秋編の終了後に、またゆっくり綴らせていただこうと思います。

お近くの皆様。
[ LOOP ECHO ]シリーズのラスト・秋編、ぜひ見届けに訪れてみてください。
空中ループにしか作ることのできない空間が、そこに在ります。

2014/07/15

光の国 (07/13 空中ループ presents 「LOOP ECHO FES '14」)

 

長い事、最後の鍵を探しつづけていて。
たとえば、あと一回分の、背中を「とん」と押される感じとか。
難しい多角形をした空洞に、さりげなくハマるパーツとか。
それを見つけられる気がして、ちいさな旅に出ることにした。


デザインを担当させていただいている、
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]。 >特設サイト
夏フェス編「LOOP ECHO FES '14」(07/13 @なんばユニバース)。
真夏の大阪へ、見届けに行って来ました。

はじめての大阪。+ひとり旅。別に不安ではない。
道産子的に最も心配なのは、暑さである。
溶けないか。ニンゲンらしいカタチを維持していられるのか。
飛行機を降りた瞬間、そっと心が折れたのがわかった。

しかし、意外とすぐに暑さ(=現実)を受け入れ、街をゆく。
信濃そばさんの「肉そば」、最高。あれはもう、魔法の出汁。
わなかさんの「たこ焼き」、最高。カリッとトロッと。天国の味。

大阪の街は、パワフルだ。
足先に迷いがなくて、ガシガシ進んでいくような流れ。
「ほんまおおきに」って、いい言葉だな。


そして、
「LOOP ECHO FES '14」。
エントランスをくぐると、そこは光の国。
大きな惑星、シャンデリア、キャバレー跡地にひろがる電気の宇宙。
ビジュアルイラストを描いた際のイメージよりも、広くて濃い、宇宙だった。

会場には、たくさんのたくさんのお客様。
それだけで胸がいっぱいになる。
何よりも、皆様とってもとっても、楽しそう。笑顔をいくつも見た。
冬編・春編・夏フェス編とデザインを担わせていただいてきましたが、
ようやく実際に会場へ行き、その空気へ触れ、貴重な時間を過ごしました。
タイムテーブルや会場MAPを活用してくださっている光景も、キャッチしたり。
少しでも、ドキドキの一部になれましたことを願っています。

ハルカトミユキさん、Analogfishさん、bonobosさん、
People In The Boxさん、Polarisさん、空中ループさん。
素晴らしいステージでした。
それぞれの気流が会場に生まれて、ユニバースを満たしていく。
制作をする人間として、この夜に観させていただいた景色は、かけがえのないものになりました。

ラスト、空中ループさんのステージを観ていて、
終始「皆さん、最高にかっこいいな」と感じていた。
わたしも皆さんのようになりたい と、心の底から思っていた。
成し遂げる、ということ。
その先に見えてくる新しい場所へ渡っていける、ということ。


飛行機のなかで、虹をみた。
行きは、アーチ状。帰りは、まあるい輪っか。

大阪で出会った皆さんと、またいつかの未来で、再会したい。

ちいさくておおきな旅。
探していた最後の鍵は、やはりこの2日間にあった。
行ってよかった。ほんとうに。

2014/06/25

【ショップカード】cafe taft-B 様


cafe taft-B 様、
ショップカードをデザインさせていただきました。
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cafe taft-B
http://taft-b.jp/

ACCESS:
札幌市北区北10条西4-1-22ビジネスインノルテ2-2階
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札幌駅北口より徒歩7分、北海道大学近くにございますカフェ「taft-B」様。
ショップカードをデザインさせていただきました。

「ぬくもりある空間で いつでも栄養満点の 優しいごはん」――。
木のあたたかさに包まれた、ほっとする店内。
1日に摂取すべき栄養素の約半分がとれるメニュー構成、白米と玄米からご飯をセレクトできるシステム、健康を意識させてくれる場所と感じます。
こだわりのケーキや珈琲も。
しっかりお食事を摂ることのできる、"おうち"のようなカフェです。


(size:展開時 91mm × 80mm  / 吉祥紙)
 
ロゴのシルエットがユニークで印象的な点を活かした、型抜き印刷。
二つ折りタイプとなっており、
開いてみると "クローバー" , "蝶々" を思わせるカタチに。
親しみやすいフォルムを目指しました。
 
中面は、絵本のようなテイストに。
店内のやさしい空間と通ずるよう、柔和な質感としました。
 
紙質も大切に、店長の江良さんと共にセレクト。
手に馴染む仕上がりとなっています。
 
 
ひと息つきたい時、おいしいデザートが食べたい時、栄養満点ごはんを食べたい時。
いつでも寄りたくなるお店です。
皆さま是非、訪れてみてください。