2012/03/21

【音楽を絵に】丸谷マナブ「プラネタリ」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、丸谷マナブ「プラネタリ」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/19668969819/title-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=bFhzlHkK6FU


CDジャケットやアイコン等、いつもアートワークを担当させて頂いている、
丸谷マナブさん「プラネタリ」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

このBlogをいつも読んで下さっている方々には、
「もうわかったから。しつこいから。ほんとわかったから。」なんて思われてしまうかもしれませんが、
今回も声を大にして言います。
大好きなんです。キリッ。

デザインでご一緒させて頂くようになる、ずっとずっと前、
sunbrain名義の頃から、毎日といっても過言ではない程、聴いて来ました。
マナブさんの歌は、「美しい」だとか「上手だ」だとか、そういった域を遥かにグイッと超えて、
心の根まで伝わるモノがあります。
楽しくなったり、胸がギュウッとなったり、希望を知ったり、ぼーっと委ねたり。
色んな顔を持っているのだけれど、本質はすべて共通していて、ある一点でこちらを見守ってくれているような。
求めた先に、いつも確かに在って、成長と共に寄り添ってくれる。
まさに「生きた音楽」だと思います。

私の、一番に大好きなアーティスト。
それはこれからもずっと変わらないし、全力で応援していきたい。
欠かせない人です。


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丸谷マナブ information
WEB SITE http://marumana.com/
MySpace http://www.myspace.com/marumana
Blog http://ameblo.jp/manabu-marutani/
Twitter https://twitter.com/manabu_marutani
YouTube(PV / LIVE映像) http://www.youtube.com/user/Rachelazy/videos
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2012/03/19

【音楽を絵に】haruka nakamura「graf+」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、haruka nakamura「graf+」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/19570408396/title-graf-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=1Joc_qr11I4


Compilation Album「Songs of Seven Colors」に収録されている、
haruka nakamuraさん「graf+」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

harukaさんの音楽を描かせて頂いたのは、これで四度目。
どの季節に聴いても、どの時間帯に聴いても、どの夜に聴いても、
彼の世界が放つ魅力は いつだって優しく包み込んでくれます。
nica、kadan、変化していくプロジェクトにも、絶対にブレない軸があります。

打ち寄せては、ふと、足元に近付いたかと思うと、
今度は、手の届かない遥か遠くへ スーッと消える。
けれど、そこには確かに「寄り添ってくれた跡」が残っていて、
記憶を拾い集めていく。
そんな光景が浮かび上がりました。

光の膜。
皆さんも、ぜひ、聴いてみて下さい。

2012/03/14

ArtLism.JP 参加のお知らせ


音楽、写真、映像、その他各種アートを創造するクリエイターが集い、
総合的にモノや空間を創ることを目的とした団体、
ArtLism.JP さんへ参加させて頂く事となりました。
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ArtLism.JP WEB SITE
http://artlism-jp.tumblr.com/
http://artlismjp.web.fc2.com/
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「国籍、制作ジャンル、所属レーベルの枠がボーダーレス」という活動概念に強く惹かれました。
参加するにあたり、運営スタッフでもあるHidekazu Imashigeさんとやりとりをしていく中で、
"レーベルという垣根を越えたもっと大きい枠"、
"既存の概念にはなかった新しい価値観を生み出し、参加者(リスナーやファンの方も含め)で、共有していけるような存在でありたい" という言葉にも大きな納得がありました。

私自身、少しずつではありますが、
CDジャケット/アートワークでは、様々なジャンルの方々とご一緒させて頂けるようになりました。
トイ楽器を使用したミニマルポップ、
フォークトロニカ、
ピアノインストゥルメンタル、
アンビエント、ドローン系統。
その幅の変化に伴い、絵のコンセプトにも変化を付け、「取り入れていく新しさ と 継続すべき自分らしさ」について考慮するようになり、
もっともっと挑戦していきたい、伸びしろを追求していきたい、そう考えるようになりました。
その大きな一歩として、素晴らしい機会を頂けた事に、感謝を。

どんな出会いが待っているかな。
どんな発見が待っているかな。
私に出来る事を見つけ、皆さんと沢山の素敵なモノを、作っていけたら。

2012/03/13

プリズムと記憶旅行


北国にも、ふと、春の匂い。

画材とインクが切れてしまったので、せっかくのやわらかい天候な日曜日、買い出しと記憶旅行へ向かう事にした。



いつも足を運ぶ書房がある。
「ふきのとう書房」。
小学校の裏手に建ち、少し古びた外観で、親しみのあるお店。
下校時刻や休日になると子供たちで混み合い、店頭には小さな自転車が並ぶ、”町の文具屋さん”といったところ。
それこそ、私も小学生の頃、小銭を握りしめて しょっちゅう通っていた。
当時流行っていたロケット鉛筆や、ねりけし、交換ノート、わくわくしながら選んでいたのを覚えている。
この仕事をするようになって、この年齢になって、分かった事がある。
ここは穴場だ。
街中の大きな専門店ですら取り扱っていない厚口用紙や、スケッチブック、画材が破格で売られているのだ。

今日もお馴染みの品々をレジへ運び、
「あ。雑貨コーナー、ちょっとオシャレになってる。ふきのとうもオシャンティー化していくのか。」と、勝手に寂しくなっていると、
店員さんから、「今日でうち、30周年なんです。」と、粗品を頂いた。
咄嗟に出た「うわあ!おめでとうございますう!」と少しオーバーなリアクションに後悔しながらも、
凄いなあ、30周年かあ、と店を出る。
私が産まれるずっと前から営んでいたのだなあ。
小さなお客さんが、大きくなって再訪する未来、とても素敵だろう。
これからも、続いていってほしい。


ここからは、「記憶旅行」という名の、ただの徘徊だ。
まだまだコートとマフラーは手放せないけれど、空気が少しずつ、春へと近付いていくのがわかる。
根雪で白く覆われていた路面も、ここ数日で、随分とアスファルトが見えるまでに溶けた。
とても久しぶりに、母校の周辺、通学路を歩いてみる事にした。
思っていたよりも、変わっていない風景ばかりで、何だかホッとした。
”勇者の地図”なんてものを友達と作ってグルグル往来していた道、
「これを見つけたらパワーアップね!」という無茶なルールを定めていた実がなる木、
ヒュンッと越えた古い木の柵、
”夜になったらね、中から幽霊が出てくるんだよ" と怯えていた物置小屋。
いろいろな事を思い出すと、クスッと笑ってしまう。

けれど、変わってしまうものもある。
家族でよく通ったボーリング場は、あっという間に、大きなドラッグストアへ。
「二階の窓はお化けがいるから見ちゃいけない!」と言い伝えられ、目を伏せて歩いた倉庫街は、パチンコ屋さんへ。
いや、ものだけじゃないな、人も。
もうスニーカーじゃない、制服じゃない、泣き虫じゃない。
夢を見つけた、今はその途中、たどたどしいけれど。
ヒールのブーツを履いて、お化粧をして、カツカツと音を鳴らして歩く自分の影を見て、時間の経過を思う。


でもやっぱり、小さい頃から好きだったモノは、変わらない。
プリズム。
バッグに付けていたチャームのクリスタルパーツを手に取り、太陽へかざし、その光に見惚れた。

いつになっても愛すもの、思い返すもの、抱きしめるもの。
いつかは消えてしまうもの、手放す時が訪れるもの、忘れなくてはいけないもの。
それらの均衡を上手に汲み取れた日、きっと、またひとつ大きくなれる。
次の春も、また、この道を歩きに来よう。

2012/03/06

【音楽を絵に】井上陽水「海へ来なさい」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、井上陽水「海へ来なさい」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/18791415655/title-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=kHr1mMOGUBs


井上陽水さんの「海へ来なさい」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

多分、人生で初めて観たライブは、井上陽水さんだろう。
母が大ファンで、私がまだ小学生の頃から、定期的に連れて行かれた事を覚えている。
大人になった現在の気持ちで言うと "連れて行ってもらった" となるが、
モーニング娘。を聴いては踊り、友人らとカードをトレードしてはキャッキャ騒ぎ、歌詞の意味も理解出来ていなかった当時の気持ちでは、
"連れて行かれている" という感覚だった。
贅沢な子供だ。

大人になるにつれて、ジワジワと着実に、魅力に気付いていった。
口をあんぐりと開けて、ただただステージをぼんやり眺めていた時間が、とても惜しくなった。
正直、22歳になった今でも、歌詞を何度読み返しても真意に辿り着けないというか、
まるっと解釈出来ない作品もあるし、
何事も経験からイメージが生まれていく。
たかが10歳、11歳で追いつけないのは当然だ。
(「陽水ワールドへ艶やかに酔いしれる小学生」だなんて、ちょっと、いや、とても恐ろしい)

今回の曲「海へ来なさい」は、
娘さんへ宛てた曲との事。
こんなに愛に満ちていて、美しくて、先へ先へと導いてくれる曲。
なんて素敵な事でしょう。
迷子になっても、優しい波が スッ と、輝きながら歩を進めさせてくれるのでしょう。

― 風上へ向える足を持ちなさい
貝がらと話せる耳を持ちなさい
暗闇をさえぎるまぶたと
星屑を数える瞳と
涙をぬぐえる様な
しなやかな指を持ちなさい
海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい ―

2012/03/02

【音楽を絵に】森ゆに「星のうた」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、森ゆに「星のうた」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/18602737368/title-hoshi-no-uta-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=B2dnGabNGRY


森ゆにさんの2nd Album「夜をくぐる」から、
「星のうた」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

今でも、去年の初秋、10月8日の夜を思い出す。
公開秘密結社あじと3 にて行われた、森ゆにさん ワンマンLIVE
優しい灯りに囲まれながら、静かに穏やかに進んでいった音楽会は、本当に素晴らしいものでした。
その夜は、アルバムを聴きながら描いた絵をプレゼントしましたが、
今回は、改めて、7曲目「星のうた」を聴きながら描きました。

嘘も涙も傷も ただただ そっと包んでくれる毛布のような歌。
私達は ただただ その熱に甘えて、星空に見惚れるだけ。
それだけで救われていくような、大きな歌。

皆さんも、ぜひ、聴いてみて下さい。