2020/09/16

産休のお知らせ


2020年10月後半の出産に向け、
この度、産休へ入らせていただきます。

初めての出産・子育てということから、
期間については未定となりますが、
イラストデザインのお仕事は自分そのものであり、一生を通して続けていく所存です。

再開の際は、ブログやSNS等でアナウンスさせていただきますので、
母となり、また新しくなった私で、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


思い返せば、20歳頃からはじめたこの活動も、
11年目となったわけです。
早い。大変な時代もあったけれど、あっという間でした。

周りの方々によるサポートや、奇跡のように紡がれてきたご縁のおかげで、
この11年間は、一度も立ち止まる事なく歩んできたように思います。
未熟な私は時間に追われがちで、余裕のないタイミングも多々ありましたが、
常に何かを描いていて、生み出していて。
それって何よりもしあわせな事なのです。
制作を通して出逢ったすべての方達へ、心より感謝申し上げます。


出逢いに溢れた毎日でした。
生活をしている札幌はもちろん、東京や大阪、いくつもの街で表現の場をいただき、
大切な人や場所が、みるみる増えていきました。
中でも東京でめぐり逢った皆さまは、特別な力を与えてくださり、
離れていても感じる絆が、今こうやって指折り数えてみても、たくさんたくさん存在しています。

こどもの頃から音楽が大好きで、常に自分の「好き」をさがして、
CDを集めたり、ライブハウスへ通ったり、そんなライフスタイルでした。
気付けば、CDジャケットやその他各種媒体で、音楽関係の方々とお仕事をさせてもらうようになり、
それまでとはまた違った音楽の楽しみ方、素晴らしさを知ることができ、本当に恵まれた環境をいただきました。

「音楽が見せてくれる風景」って、すごいんですよね。
懐かしかったり、真新しかったり、自分を連れ出してくれるような力強いもので、
絵を描きながら、その場所をひとつの部屋のように感じていました。
何度、私を救ってくれたことでしょうか。

子が無事に産まれて大きくなったら、聴かせたい音楽がたくさんあります。
手掛けたCDジャケットたちを並べて「ママはこういう景色を見たのよ、あなたはどんな風に感じた?」とお喋りしたり。
仲良くなったアーティストの友人たちが歌う場にも連れて行きたいし、
私の宝物たちがいつか、子の心にとっても宝物となること。
そんな時間がきたらいいな、と夢見ています。


結婚をして、母になる、ということ。
正直、最初はなんだか急に大人になったようで、私なんかで成立するものなのだろうか、とぼんやり思っていました。
けれど、今は毎日が最高にしあわせです。
自分の中にもう一つの命がある。そしてその命は、こんなにも大切な人との間にやって来てくれたものである。
一日一日変わっていく身体や、お腹の子と意識が繋がっているという不思議な確信。
31年間生きてきて「こんなにもしあわせな出来事が、人生にまだ存在していたのか!」と衝撃を受けたほど。
これから先、幾つもの大変なことが待っているでしょうけれど、この日々で教えてもらった喜びが胸にあれば大丈夫。


長くなってしまいましたが、また戻ってくるその日まで。
私はどんな私になっているのだろうなあ。
SNSでは、変わらずブライベートで絵を載せたり、日常のことをたくさん投稿していけたらと思っています。
よろしければ、そちらも見にきてくださいね。
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それでは、いってきます。

2020/08/31

【アートワーク制作】エナ new album「WONDER FLOWER」


エナ new album「WONDER FLOWER」、
アートワークを担当させていただきました。
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エナ
New Album 「WONDER FLOWER」

1 メロディ
2 嘘つきララバイ
3 真夜中のファミレス
4 こはく日和
5 誰も知らない
6 1page
7 wonder

※追加情報、随時更新

エナ  official site


東京を拠点に活動中のシンガーソングライター「エナ(Ena)」さん。
new album「WONDER FLOWER」にて、
アートワークを担当いたしました。


ビジュアルコンセプトは「太陽のふもと」。
- 四季によって変化する空の下、
雨が降り、風に舞い、循環するすべて。
当たり前ではない数多くの命が、それぞれのリズムのもと、今日も咲き誇っている。 -
(スケッチブックより抜粋)

エナちゃんと今作に関するイメージをやりとりしていく中、
等身大で美しい言葉たちに沢山ふれました。
日常の中のワンシーンを想起するも、じつはそれってとっても特別で。
当たり前のように陽が昇って沈み、私達はそのふもとで歩みを続けるけれど、
その一歩を得ている奇跡に目をそらさず居たい。

エナちゃんの世界に漂う眩しいエネルギーと柔らかさ、
それらを花と太陽に見立てつつ、
今回の音色から感じ取った"人間の強さ"に似た輪郭線を、強めのグラフィック要素でプラスしました。


毎日の暮らしの中、心のいちばん近くで鳴っていてほしい。
私にとって、もうすっかり強い味方。
WONDER FLOWERとともに、今すぐ歩き出したくなる、そんな作品だと感じています。

2020/08/05

【名刺デザイン】SAyA(木箱・Rhyhmy) 様

 

エレクトロニカユニット「木箱」、
SAyA(Vocal.Synthesizer)さんの名刺をデザインいたしました。
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木箱 WebSite
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(紙: ヴァンヌーボV ホワイト 215Kg / 加工: シルバー箔押し)


札幌を拠点に活動する「木箱」ボーカル・SAyAさん。
この度、名刺をデザインさせていただきました。


今回は北欧の質が香る、花のテキスタイル。
ビジュアルテーマは「水の影」としました。

- 夜明けとともに、退いていく闇。
明るくなって水脈をたどり、
健気な花を見つける。
あなたは夜の影なのか、それとも水の影なのか。
生まれ変わり流れていくものと、とどまり咲くもの。 -
(スケッチブックより抜粋)

SAyAさんの音楽世界にふれていると、
水の気配を感じます。
水辺にある花や緑、まわりへたち込める美しい空気。
繊細な水の粒を浴びるひんやりとした感じ、しかし同じところで共存している、自然界の大きな力。
女性らしさと強さのエネルギーバランスがいつだって美しく、度々それに見惚れて。

気付けば10年以上となるお付き合いを経て、
見てきたもの・感じてきたもの。
そういったものたちをナチュラルに表現させていただきました。


花の中心や草部分へ、銀箔にて箔押し加工。
水面反射を意識した、きらめきのエッセンス。

2020/06/14

【アートワーク制作】Emilio Buonanni new EP「NEON」


Emilio Buonanni  new EP「NEON」、
アートワークを担当いたしました。
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Emilio Buonanni
new EP「NEON」

2020.06.14 RELEASE

1. HELIUM
2. NEON
3. ARGON
4. KRYPTON
5. XENON

詳細・購入 https://linkco.re/7Snvn1Xn
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札幌を拠点に活動するドラマー、エミリオ(Emilio Buonanni)。
この度、ソロ作品がリリースとなり、
アートワークを担当させていただきました。

葉緑体クラブ(https://www.youryokutai.com)のメンバーとして活動するエミリオ。
バンドでの企画ライブにおいて、ポスターやフライヤーのビジュアルを任せていただいてきました。
今回は、最高にかっこいいソロ作品にてアートワークを担当させてくださり、
個人的にもものすごく嬉しい機会でした。
彼の新しい色に沢山ふれたし、自分自身の新しい色にも遭遇しました。


ビジュアルテーマは、「自由の発光体」。
今作を一つのコンセプトアルバムとして理解し、
光や空間、重力にまつわるイメージで描き進めました。
光たちが発展していく伸びやかな様子。
その中にある幾つかの規則性。
調光されるような動的イメージに溢れ、映像を見ている感覚に近い時間でした。

そんなイメージにリンクしたMVも、とても美しいです。


皆さまぜひ、聴いてみてくださいね。

2020/04/17

【アートワーク制作】オガワマユ newシングル「Eureka」


オガワマユさん、newシングル「Eureka」。
アートワークを担当いたしました。
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オガワマユ
newシングル「Eureka」
2020.05.01 RELEASE

1. 魔法のつづき
2. Wonder land
3. Eureka
※ジャケット柄のポストカード付き

(販売先:オガワマユ web shop, LIVE会場)

オガワマユ WEBSITE
http://mayulala.com
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東京を拠点に活動されているシンガーソングライター、
オガワマユさん。
newシングル「Eureka」、アートワークを担当させていただきました。

ビジュアルテーマは「旅の手紙」。
- いつまでも胸の奥にある、一点の風景。
そこから派生していくものたち。
雨の日、雪の日、海辺で鳥に見惚れた日、何でもない午後の愛の手紙。
ささやかにはじまり、大きな旅となる。
見つけたものは数え切れず、上手に名前もつけられないけれど。
すべて私達を包み込み、明日もきっとそこにある。 -
(スケッチブックより抜粋)


今回の収録楽曲たちを聴かせていただいた時、
"一つの点"から景色が広がっていくような気持ちになりました。
何年前かも思い出せない遥か昔に見た場所。
その周りへ、パズルのピースみたいに、自分の中の大事な景色たちがくっついていく。
風景のパッチワーク、といったような眺め。

それはとても心地良くて、いつの間にか少し、泣きそうになったり。
今日までの旅の地図なのかもしれない、と気付きました。


マユさんとは、たくさんの機会でご一緒させていただいてきました。
アートワークもそうですが、ライブ会場で絵を投影させてくださったり。
歌う姿や、サポートミュージシャンお一人ずつの表情、私がその場で見てきた愛しい瞬間たちが、このシングルを聴いているとはっきり浮かび上がります。
ジャケットで描いた、"大切な風景のパッチワーク"。
私にとってのそれには、皆さんとの時間がラインナップされているのだと、嬉しくなりました。


過去の光から見る未来の光が、ほんとうに素晴らしい作品です。
今だからこそ、たくさんの方々に聴いていただきたい。
心からそう願っています。

2020/03/16

【名刺デザイン】振付師・ダンサー 遠山結子さま


振付師・ダンサー・インストラクター、
遠山 結子さま。
名刺デザインを担当させていただきました。
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遠山 結子さま
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東京で活動されている、
振付師・ダンサー・インストラクター「遠山 結子」さま。
名刺デザインを担当いたしました。

(用紙:マシュマロ200kg / size: 91mm × 45mm)


ビジュアルテーマは「365のダンス」。
"四季、いくつもの天候、無数の心情。
太陽と月はめぐり、生活は循環する。
カラダとココロの線が成すもの。指の先まで、伝達されるもの。
そのすべてが生きる全景。"
(スケッチブックより抜粋)

遠山さまのダンス風景や動画作品を拝見させていただき、
命の線について多くを感じ。
つい慣れてしまったり、見失いやすい「日々の奇跡たち」が、
めいっぱいカラダとココロで表現されており、宝石のように存在している。
人間らしい美と言うのでしょうか、
忘れてはいけないもの・忘れたくないもの。
生きるとともに、ひとつずつ、自分の手で拾い続けていく等身大の感動。

そういったような、
無垢で特別なものたちを思いながら、
そこにある熱い力、生命力を表現しました。


ダンサーというご職業のお方とご一緒させていただくのは、
今回が初めてでした。
個人的に、たくさんの気付きをいただいた気持ちです。
遠山さま、ありがとうございました。

2020/01/26

【アートワーク制作】sonsofu album「afterglow」


sonsofu  album「afterglow」、
アートワークを担当いたしました。
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sonsofu  album「afterglow」
2020.02.01
streaming & bandcamp release

spotify: https://distrokid.com/hyperfollow/sonsofu1/afterglow
bandcamp: https://programcolor.bandcamp.com/album/afterglow


mix & master:kashiwa daisuke
artwork:saori yamada
photo:neli+
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アメリカ・ヒューストン在住の音楽家、sonsofu。
2月1日にリリースとなるnew album「afterglow」、
アートワークを担当させていただきました。
素晴らしいお写真は、neli+さん(https://twitter.com/neli___neli)。

sonsofuとご一緒する機会は、今作が三回目。
いつも変わらず任せてくださり、感謝でいっぱい。


今回のアートワークは、「雪のはじまり・冬の細胞」をテーマに。
neli+さんのフィルム写真から届く、繊細な空気の質。
楽曲から感じられる、冬の息づかい。
冷たい白が形成されていく過程を描きました。

彼の作品を聴いて、いつもフィルム写真の柔らかさを想像していました。
それが今回、自分のグラフィックとともに実現し、
個人的にSNSで気になっていたneli+さんとの共同制作。
嬉しいカタチをいただきました。


英語が決して得意ではない私なので、
制作に向けてのコミュニケーションは、きっとsonsofuにとって簡単なものじゃないと思うのだけれど、
言葉を越え海を越え、作品づくりを続けてくれていること。
奇跡のようだと感じています。いつありがとう。

【アートワーク制作】Takuya Miyoshi album「Resound」


Takuya Miyoshi album「Resound」、
アートワークを担当いたしました。
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Takuya Miyoshi album「Resound」
2020.02.26  Release

M01 Under the Word
M02 Mother Earth
M03 N-Q
M04 The Sun
M05 Ritta
M06 Manmomanmo
M07 Little Bona
M08 Life in the West

<詳細>
※配信先等、近日更新
http://kitorina.com/top.html
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2020年2月26日にリリースとなります、
Takuya Miyoshi  album「Resound」。
アートワークを担当させていただきました。

Takuya Miyoshiさんとのご縁は、
前作アルバム「Life file」のアートワークがはじまり。
今作も続いて担当できましたこと、心より嬉しく思います。


今回のアートワークでは、
「漂流する大陸・文化」をテーマとしています。

風が起こり、波が立ち、ざわめく自然界を眺めているような時間。
肉体と意識のはじまり、月の昇降。
原始的であり未来的であるサウンドアプローチから、
アースカラーをベースとしたヒントをいただき、描いてまいりました。


今作を含め、3ヶ月連続でのリリース。
引き続き、アートワークを担わせていただきます。

三好さんの音楽には、生命が溢れていて、一体どのような大きな三つの物語が生まれるのだろう、と個人的にも大変ワクワクしています。
皆さまもお楽しみに。