2014/07/23

【アートワーク制作】Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」


Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」、
アートワークを担当させていただきました。
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Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」

2014.08.10 (sun)  Release
01 風見鶏
02 初夏の夕焼け
03 届かない光
04 熱気球
05 最後のひとこと

Trailer(試聴)
http://youtu.be/fdD1_M5jaqs


全5曲 ¥1,000(tax in)
Furphy Amplifier <Official Web Site> http://fur-am.p1.weblife.me/
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2014年8月10日に発売となります、
Furphy Amplifier 2nd mini album「スペントブルー」。
アートワークを担当させていただきました。

東京を拠点に活動している4ピースギターロックバンド、
Furphy Amplifier。
澄んだ輪郭が強く美しい、確立されたもので満ち溢れるサウンドワーク。
「時代のアンセム」を振り返るようにして展開されていく、2nd mini album。
ご縁をいただいて、全体デザインを担当いたしました。


今回は、両面ジャケット仕様に。
歌詞ブックレット表紙/背表紙、お好きな方をセットして楽しめるタイプとしました。

メインテーマ:「秩序の内と外」
(サブテーマ:「集合体の青」)
"青春" について回想されている今作楽曲たち。
青春とはきっと、経過した先の未来に、本来の理解が待っているものだと思っていて。
「秩序」や「規則」のなかに居た時は見えなかったものが、ゆっくり、時間の流れとともに自分へ取り込まれていく。
その様子は「角度がひらいていく」工程に似ている、と。
そういったイメージのもと、角度(=計測)を連想するツールを絵柄に組み込みました。

すべての楽曲から、非常に動的なシーンが感じられ、
グラフィック内のパーツは、それぞれの方向へ、常に前進しているイメージです。

CDジャケットではこれまで、「象徴(オブジェ)」を描くケースが多く、
「模様(全景)」意識で描いたのは初めてでした。
広範囲の、永続的なイメージを与えてくださったFurphy Amplifierさんに、感謝しています。


息吹の強い、世界観だと思う。
皆さんに是非聴いていただきたいです。

2014/07/21

【紙媒体/WEBデザイン】空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] 秋編


空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ] 秋編
紙媒体 / WEBデザイン(特設サイト)を担当させていただきました。
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" 四季ごとに、特別な空間で奏でられる音楽。
2014年、空中ループ渾身のライブコンサートシリーズ。 "
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]

第四弾・秋編
11/22(土) 弁天町 世界館
 
< 特設サイト >
http://kuuchuuloop.wix.com/loopecho
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空中ループ
official web site > http://www.kuuchuuloop.net/


紙媒体/WEBデザインを担当させていただいております、
季節に沿って1年間にわたり、さまざまな空間で開催される、コンサートシリーズ。
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]。

秋編のデザインが公開となりました。
全4公演分のフライヤーを集めると、一枚の絵が完成する仕組み。
今回でついに、最後の四枚目となりました。


今作のビジュアルイラストは、
会場となる世界館さんの "石炭倉庫を改装した劇場" という点へ着目して、
「火の内側の世界」を描いたものとなっています。

火の内側には、もしかしたら闇があるかもしれない。
「光」と「闇」がともに存在していて、互いに、命を保たせ合う世界かもしれない。
光は、闇があるから眩しく輝いて、
闇は、光があるから暗がりでも孤独を感じない。
高め合って燃える火を、描き起こしていきました。


ということで、
四枚すべてが揃いました。
冬編・春編・夏フェス編・秋編を並べていただくと、一枚の絵が完成となります。
全4公演分を集めていただいた方々、お一人ずつ、熱い握手を交わしたい。
わたしの住んでいる札幌でも、「最後はどんな絵になるのですか?」と気に掛けてくださる方がいらっしゃったりと、感謝に満ちた制作期間でした。
少しでも、わくわくをお届けできましたこと、願っています。

完成した絵。
どういった世界を描き上げたかったかは、
ラスト・秋編の終了後に、またゆっくり綴らせていただこうと思います。

お近くの皆様。
[ LOOP ECHO ]シリーズのラスト・秋編、ぜひ見届けに訪れてみてください。
空中ループにしか作ることのできない空間が、そこに在ります。

2014/07/15

光の国 (07/13 空中ループ presents 「LOOP ECHO FES '14」)

 

長い事、最後の鍵を探しつづけていて。
たとえば、あと一回分の、背中を「とん」と押される感じとか。
難しい多角形をした空洞に、さりげなくハマるパーツとか。
それを見つけられる気がして、ちいさな旅に出ることにした。


デザインを担当させていただいている、
空中ループ 4Seasons Concert 2014 [ LOOP ECHO ]。 >特設サイト
夏フェス編「LOOP ECHO FES '14」(07/13 @なんばユニバース)。
真夏の大阪へ、見届けに行って来ました。

はじめての大阪。+ひとり旅。別に不安ではない。
道産子的に最も心配なのは、暑さである。
溶けないか。ニンゲンらしいカタチを維持していられるのか。
飛行機を降りた瞬間、そっと心が折れたのがわかった。

しかし、意外とすぐに暑さ(=現実)を受け入れ、街をゆく。
信濃そばさんの「肉そば」、最高。あれはもう、魔法の出汁。
わなかさんの「たこ焼き」、最高。カリッとトロッと。天国の味。

大阪の街は、パワフルだ。
足先に迷いがなくて、ガシガシ進んでいくような流れ。
「ほんまおおきに」って、いい言葉だな。


そして、
「LOOP ECHO FES '14」。
エントランスをくぐると、そこは光の国。
大きな惑星、シャンデリア、キャバレー跡地にひろがる電気の宇宙。
ビジュアルイラストを描いた際のイメージよりも、広くて濃い、宇宙だった。

会場には、たくさんのたくさんのお客様。
それだけで胸がいっぱいになる。
何よりも、皆様とってもとっても、楽しそう。笑顔をいくつも見た。
冬編・春編・夏フェス編とデザインを担わせていただいてきましたが、
ようやく実際に会場へ行き、その空気へ触れ、貴重な時間を過ごしました。
タイムテーブルや会場MAPを活用してくださっている光景も、キャッチしたり。
少しでも、ドキドキの一部になれましたことを願っています。

ハルカトミユキさん、Analogfishさん、bonobosさん、
People In The Boxさん、Polarisさん、空中ループさん。
素晴らしいステージでした。
それぞれの気流が会場に生まれて、ユニバースを満たしていく。
制作をする人間として、この夜に観させていただいた景色は、かけがえのないものになりました。

ラスト、空中ループさんのステージを観ていて、
終始「皆さん、最高にかっこいいな」と感じていた。
わたしも皆さんのようになりたい と、心の底から思っていた。
成し遂げる、ということ。
その先に見えてくる新しい場所へ渡っていける、ということ。


飛行機のなかで、虹をみた。
行きは、アーチ状。帰りは、まあるい輪っか。

大阪で出会った皆さんと、またいつかの未来で、再会したい。

ちいさくておおきな旅。
探していた最後の鍵は、やはりこの2日間にあった。
行ってよかった。ほんとうに。