2012/04/27

【アートワークを担当させて頂きました】[.que] 1st album 「sigh」


[.que]  1st Album 「sigh」、
アルバムジャケットを担当させて頂きました。
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[.que] 1st Album 「sigh」

01.sigh
02.keshiki
03.noel
04.sleep walk
05.flu
06.springlike
07.remote
08.haruka
09.out of the color
10.snowps
11.noel (daisuke miyatani remix)
12.sleep walk (moshimoss remix)


all music written by Nao Kakimoto

mastering by Shigeharu Ieda (one day diary)
art direction & design by Saori Yamada

詳細:http://que-music.net/sigh
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― [.que] / Nao Kakimoto による1stアルバム"sigh"が完成。

アコースティックギター、ピアノをメインに柔らかくて温かい、また爽快さが散りばめられた、日常の風景を特別な瞬間に変える1枚。
リミキサーにはdynamophone recordsより『Hidden Tape No.66』をリリース、2011年には、L.E.D. feat. 原田郁子の『I'll 』のRemix EPにリミキサーとして参加した、moshimoss。
schole records所属、多名義での活動、国内外レーベルからリリースを行っている、daisuke miyatani。
マスタリングにはイギリスのバンドKyteのマスタリングをも担当しているone day diary (Rallye Label)のShigeharu Iedaが。
また、CDジャケットはtotokokolabel , ArtLismに所属しているヤマダサヲリが担当し、アートワークを含め魅力的な作品となっている。 ―
(特設サイトより、抜粋)


[.que]さんの1st Album「sigh」。
とてもとても嬉しい事に、アルバムデザインを担当させて頂きました。
ジャケット、ディスク、背面・内面、帯部分、全てを。
こんなにも素晴らしい作品のアートワークを手掛ける事が出来て、心から嬉しく思います。

彼とはレーベルメイトで、お互いが所属している「totokoko label」をきっかけに出会いました。
イベント内で展示の機会を頂いたり、ポストカードをお部屋に飾って下さったり、
私も好んで愛聴したり、積極的な活動姿勢に刺激を受けたり、
「いつか制作でご一緒する事が出来たらなあ」と願っているところに、今回のお話を頂きました。

清らかな風のような、
高く高く天に向かって伸びる芯のような、
「シンプル」と「緻密さ」の絶妙な均衡があるサウンドは、
スゥ、ハァと一息ついた間に、グイと世界が広がっていく、リアルタイムな成長種を持っています。
どこまで伝わっていくのでしょうか。
名前も知らない街へと続くのでしょうか。
けれどいつだって寄り添ってくれる、そんな愛おしい顔を持っている音は、私達へ心地良い距離感を与えてくれるのでしょう。

[.que]さん、改めまして、リリースおめでとうございます。
仲間であり、憧れであり、この眩しい光を心底喜ばしく思っています。
大きな感謝を。

【展示のお知らせ】"welcome stranger” [.que] 1st album 「sigh」release party


"welcome stranger"
[.que] 1st album 「sigh」release party



2012/6/16(sat) at 難波artyard studio
http://www.artyard.jp/artyardstudio

open / start 18:00 / 18:30
adv / door 2000yen / 2300yen


▼act
[.que]
polarM
one day diary
metome


▼VJ
kezzardrix
kaoru
mono-kuro
kishimoto kazuhisa


▼exhibition
ヤマダサヲリ

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ジャケットを担当させて頂きました、
[.que] 1st Album「sigh」リリースパーティが開催され、
私、ヤマダサヲリは展示にて参加致します。
LIVE ACT(音楽)、VJ(映像)、とても素敵な方々とご一緒させて頂ける事となり、
また、
展示は実質「個展スタイル」となり、フューチャーして下さるこの機会を、心より嬉しく思います。

詳細は秘密ですが、
当日、過去の展示で最大サイズ、ドドーン!と絵を飾らせて頂きます。
皆様、ぜひぜひお立ち寄り下さいませ。

※出演者詳細、ご予約先 等は、
コチラhttp://que-musixxx.blogspot.jp/2012/04/sigh-release-party.htmlから。
(>> [.que] Official Blog)


今回のイベントフライヤーも、デザイン・制作させて頂きました。
ジャケットに起用したイラストをモチーフとし、文字に柄を持たせ、タイポグラフィ形式に仕上げました。
自分のプロフィール写真を記載(裏面)したのは初めてなので、
なんだか、ちょこっと、モジモジしておりますが、
アルバム同様、多くの方々に手にして頂きたいです。

2012/04/19

【音楽を絵に】Lamp「雨降る夜の向こう」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、Lamp「雨降る夜の向こう」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/21378753055/title-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=AEzNWhWfeIg


― 鏤められた雨滴の輝きに鈍く彩る街を
夜を 越えた二人
空に留めたシルエット
織り成す虹は雨降る夜の向こう ―
(「雨降る夜の向こう」歌詞より 抜粋)

Lamp、4th Album「ランプ幻想」から、
「雨降る夜の向こう」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

どこか懐かしい70'sポップスのような質感を持ちながらも、
既存の音楽と重なる点が無く、時代や流れの概念を越えた、Lamp。
言葉の一節一節や、心地良い間を得た音、美しく重なるハーモニー、
”夢の渦” へ取り込まれていくかのよう。

雨の匂い。
探し出した光。
陽の目を忘れてもいいような夜。

2012/04/17

「未来ちゃん」展


写真家・川島小鳥さん、
写真展「未来ちゃん」 へゆきました。
(at: 札幌PARCO 7F / スペース7)


未来ちゃんは、遠い昔から ”ひょこっ” とやって来たかのようで、
海、空、四季、生活を自由に泳いでいるようで、
その屈託のない無垢な姿は、もう、ずるいくらいに美しかった。

ギュウッと抱きしめたくなるほどに愛くるしい顔をしたかと思うと、
ツンとこちらを突き放すように完成された顔をしたり、
「自分がこどもの頃、こんな目を持っていただろうか」
「この子は物・景色・人のどこまで見えているのかな。もしかしたら、私でさえ知らない、ずっとずっと果てのほうだったりして」
そんな事を考えながら、ただただ、表情に見惚れた。

そして、
川島小鳥さんの写真は、”空気の切り取り方” が素晴らしかった。
例えば、町の古びた家屋にある歴史、
例えば、海面に揺れる光、
例えば、未来ちゃんの髪の毛の先まで伝う夢、
それらが風となり匂いとなり届いてくる。
カーテン、食器、草原、太陽、手の平に ”ころん” と乗っているみたいだった。


時間に負けず残り続けるものは、案外たくさんあるのかもしれない。
人生で蓄積されていく情報は、時に良く時に悪く、ベクトルを作るけれど、
結局いちばん最後の大きな決断をする時、人は、自分を信じるように。
そんなふうに、ゆっくり思い返していくと、「変わらないこと = 変えないと決めたこと」って少なくはない。

なんて、大好きなアクセサリー達を眺めながら、ぼんやりと考えてから眠った。
私は小さい頃から、キラキラした物が好きだ。
目をまんまるくさせてウットリしたり、左右に動かしてピカピカさせたり、太陽にかざしたり、
「これだ!」って品物に出会った時、たぶん、大人げなくはしゃいだりもする。
そういう事は意外と忘れがちで、意外と隠しがちで、意外と放っておきがちだ。
でも、たまには、存分に解放してみればいい。
それが自分らしさに結びつくのだろうな。

未来ちゃんは、きっと、あの目を手放さない。

2012/04/07

【アートワークを担当させて頂きました】ima「pastel tone」


迷われレコード所属、
imaさんAlbum「pastel tone」アートワーク制作をさせて頂きました。

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Download
▼迷われレコード
>> ima 「pastel tone」
http://mayoware.seesaa.net/article/262951865.html
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1. impress
2. pastel tone
3. noe
4. pallette
5. rei
6. canvas
7. shiro
8. pastel tone (pale chiffon remix) / NOEL-KIT


緻密に組み込まれた世界へ、グイグイと吸い込まれていく感覚。
それはとても心地良く、自分がどうやってここまで来たのか、道を思い出せなくなりそうなほど。
けれど、音たちがしっかり往路復路を照らしてくれる。
例えば海だとしたら深い深い海底、トンネルだとしたら長い長い先にある見知らぬ町。
初めての光景に触れて、美しい色に見惚れて、新しい様々に巡り逢い、
まるで旅をしているかのようです。

RemixにNOEL-KITさんを迎え、豪華な収録内容となっています。
一人でも多くの皆様に聴いて頂きたい作品です。
ぜひ、ダウンロードしてみて下さいね。


今回のアートワークは、
「サヲリさんが感じた事を、そのまま描いて下さい」とのお言葉を受け、
imaさんの音から伝わる世界観を、完全なる自由の元、制作させて頂きました。

アルバムタイトルにも "pastel" とあるように、
パステルカラー、優しい色、それらを強く感じましたが、
それと共に、「直線美」・「整列」・「秩序」、ギュッと引き締まるイメージも感じました。
"光" に見立てた淡い色、ブレのない図形(中央三角形)、二つを共存させようと思い立ちました。

緩和と集中、絶妙なバランスで存在する音楽。
ご一緒出来た事を、心から嬉しく思います。
imaさん、どうもありがとうございました。


夢を見た。

遠くの街に居る人が、私のすぐ隣に居た。
狭い部屋で、ふたりで寝そべって、天井を見ながら楽しい会話をしていた。
手は少しだけ冷たくて、頬はほんのり温かくて、唇は柔らかかった。
幸せそうな顔をしていた。自分でも驚いてしまうほどに。
たぶん、きっと。


夢というのは不思議なもので、起床して時間が経つのと同時に、徐々に消えていってしまう。
忘れてしまうのが嫌で、物凄く寂しくて、目覚めてからすぐに紙とペンを取り、必死に内容を書き留めた。
午後になって、荒い字で書かれたそれを読み返しても、もう断片的にしか思い出せない。
やはり、そういうものだ。
だからこそ、美しいのかな、夢は。

キャッキャと笑っていた理由も、
口ずさんでいた歌も、
服の色も、
砂がこぼれ落ちていくように忘れてしまったけれど、
確かに、私は、しあわせだった。
満たされていて、報われたような気持ちで、安らいでいた。

せめて、あの夢の匂いを忘れないように、絵を描いた。
また会えるといいな。

               (2012.04.07 絵「夢の匂い」)