肌色の湖のふちに、立っている気がした。
向こうには光の粒子で出来た山々と、硝子の太陽。
花畑は蜃気楼みたいに揺れて、二本の虹は支え合い、いとおしいピアノが響く。
また会いたいと何年も願う人との再会は、ここで果たしたいと、そんなふうに思う場所だ。
(爽 ワンマンLIVE「いつだって、肌を寄せあって」ビジュアル制作記録より ―)
札幌・東京、
ふたつの街で空間演出(絵の投影)をさせていただきました、
爽 弾き語りワンマンライブツアー「under my skin」。
(http://saoriyamada.blogspot.jp/2017/04/under-my-skin.html)
たくさんのあたたかなお客様に囲まれ、無事終演。
ご来場くださった皆さま、お心にとめて頂いた皆さま、
本当にどうもありがとうございました。
このブログにも度々書いていることですが、
爽ちゃんとはこれまで、彼女の大切なポイントで、ご一緒させていただいてきました。
活動休止・復帰という節目でのビジュアルデザイン、新しいアーティスト写真、今回のツアー(内、二会場)での空間演出。
出逢ってから長い時間は経っていませんが、なんだかずっと近くに居るような、数字じゃカウントできない関係性を感じています。
それはきっと、爽ちゃんがもつ「時間軸を味方につけた表現」の力なのでしょう。
これまでの色、現在の色、これからの色。
すべてが心地良い温度で整列していて、そのすべてを信じられる、大きくて強い魅力を持っているからだと思う。
今回の投影では、
爽ちゃんと出逢う前の楽曲 ~ 生まれたばかりの新曲まで、
何度もぐるりと聴きながら、音楽から届いた風景・物語、描かせていただきました。
例えば、登場人物たちの会話。咲いている花の名前。
そういったストーリーの中の輪郭たちが、気付いたら存在していて、
彼女との制作は、いつだって発見で溢れます。
東京編のMCで、
"爽の音楽は変わっているから ――" と話していたこと、
私はそれを宝石のように感じていて。
言葉も、声も、音に織り込まれた祈りも、
彼女しかこの世界に咲かせることは出来ないものだし、
その姿を、あんなに素敵な眼差しで見つめるお客様たちが居て、
歌っていてくれることが、奇跡なのだと思う。
何より私も、爽ちゃんと一緒にモノづくりをしていると、「この道を選んでよかったな」と思う瞬間がたくさん訪れる。
感謝と希望が、いっぱいある。
札幌と東京、
ツアーに同行させていただき、本当に嬉しかったなあ。
爽ちゃん、大変お疲れ様でした。
この度も素晴らしい時間と経験を、心からありがとうございました。
<最後に>
東京編の日は、私の誕生日だったのですが、
爽ちゃんがサプライズで、aikoさんの「瞳」を歌って祝福してくれました。
なんてイケメンなのだ。
とってもとっても、しあわせでした。一生の思い出です。
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