2012/09/04

はーもにっくのもろもろ


CDデザインを担当させて頂きました、
ポリプロピレン Album「harmonic

先日のレコ発LIVEにて、声を掛けて頂いたお客様から、
「ジャケットとモビールは、どんなふうに作ったのですか?」というご質問が。
なので今日は、ちらり、過程をお見せしようと思います。


デモ音源を頂いた、7月中旬 真夏の午後。
打ち合わせから帰宅後、すぐにiPodへ取り込んで、そのまま散歩へ。
ただの散歩ではありません。途中、スーパーで白菜を買いましたが、ただの散歩ではないのです。
"街や風や空気に触れながら、てくてく道を行くなかで、きっといろいろ見えてくる。
思い出したり、はじめて知ったり、
ポリプロピレンさんの音楽は、そういう力を持っている" と感じた為。
Vo.山下さんとお話していた際の心持ちを持続させたかったし、受け取った言葉をひとつひとつ浮かべながら、1時間半ほど。

1曲目「神様のパレード」を聴き終えた段階で、構図は決まり。
私には、もう、太陽しか見えませんでした。
その熱の中に、希望・光・時間軸。

家へ戻り、紙とペンでスケッチ。
色の配置や柄について絞っていきました。
ラフのラフなので、説明書きもあれば、線もゆるく、ザックリザクザク。
そこからデータへ起こし、着色から始まります。


モビールは、完全なる手作りです。
ガチのアレです。お裁縫とかいっちゃうアレです。
CDジャケット右上の柄と、色の順番を合わせて、可能な限り忠実に。
布と糸と紐と愛があれば、それはもう、誰にだって作れちゃいます。
今度、有料ワークショップやろうかな。うそです。


そんなこんなで振り返っていると、
スケッチブックのすみっこに、恐ろしいメモ書きを発見してしまいました。
「3日後の私へ。あのパレード感、忘れるな」。
なにこれこわい。
たぶんこの "3日後" に該当したであろう過去の私は、華麗にスルーしてしまったようだし。(今日気付いたので)
でも、パレード感を忘れた事はないさ。
そうして出来上がったのさ。

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