2012/06/19

【音楽を絵に】chara「kiss」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、chara「kiss」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/25426953806/title-kiss-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=QNhSCFVB1dw


― ないよ。欲しいものがないよ
君以外ないよ。ごめんね ―
         (「kiss」歌詞より)


charaさんのミニアルバム「kiss」より、
タイトルトラック「kiss」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

歌詞から伝わるcharaさんの視点は、とてもとても女性らしさがあって、
しなやかだったり、不安げだったり、儚かったり、
ギュッと抱きしめてあげたくなる。
しかし、思い切って遥か遠く離れたところからその全景を見つめてみると、
「ああ、なんて強い人なのだろう」と感じることがある。
大切な物事ほど答えを出すのが怖かったり、遠ざけてしまったり、逃げてしまいがちになるけれど、
それらと向き合って言葉に変える彼女は、強い。

この曲に宿っている、愛の角度が、とても好きだ。
「ないよ。欲しいものがないよ。君以外ないよ、ごめんね。」
この一言に、すべてが詰まっている。
花のような恋。

2012/06/18

【展示終了】"welcome stranger" ありがとうございました


2012/6/16(sat) at 難波artyard studio
"welcome stranger"
[.que] 1st album 「sigh」release party

展示が終了しました。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。


全体アートディレクションを担当しました、[.que]さんの1st Album「sigh」。
http://saoriyamada.blogspot.jp/2012/04/que-1st-album-sigh.html
http://que-musixxx.blogspot.jp/2012/05/1st-album-sigh-photo.html )
リリースパーティという事で、私ヤマダサヲリは、展示にて参加を。

普段から続けている個人企画「音楽を絵に」。
名の通り、"音楽から伝わる色や光景を絵に描いていく" というもので、
今回はライブ出演者の皆様とコラボレーション。
それぞれ一曲ずつセレクトさせて頂き、その音をモチーフに、描き下ろしたものです。

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(上部写真4枚目)
[.que] / remote
(試聴: http://quemusic.bandcamp.com/track/remote )
波と泡と風。
バランスを保ちながら立つ、塔に似た色。
いつの日にか見た夢のような、優しい世界を描きました。
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(上部写真5枚目)
polar M / YSW
(試聴: http://soundcloud.com/polar-m/ysw )
空間と光。
人と人の巡り逢いの瞬間、静かな発見。
プラネタリウムのような、時間を行き来する、そんな世界を。
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(上部写真6枚目)
metome / Through the Loophole
(試聴: http://soundcloud.com/metome/through-the-loophole )
渦巻く色。
シーンとシーン、色と色、互いが溶け合う瞬間。
混ざり合って、時に分離して、寄り合う世界が音から伝わりました。
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(上部写真7枚目)
one day diary / Eden
(WEB SITE: http://www.onedaydiary.com/ )
希望の花火。
歩いていって、繋がって、咲く光。
はじまりもおわりも揃ったときに輝く世界が見える、素敵な音。
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一枚ずつ、絵の周りに、装飾記号を添えました。
ひとつひとつ絵具で模様を描き入れ、カットし、コツコツと制作。
デジタルとアナログ、同じ作品に二つの手段を同時進行させる事はなかなか無いので、とても有意義な時間でした。

改めまして、こんなに素晴らしい機会を設けて下さった[.que]さん。
関係者の皆様、ご来場下さったお客様。
すべての人へ心からの感謝を。
どうもありがとうございました。

                                 (Photo by. [.que] Blog)

2012/06/10

あいという


三年前から書き続けてきた一冊のノートが、ついにいっぱいになった。

「Thanksノート」と名付けたそれは、
嬉しかったこと、忘れたくないこと、もらった優しい言葉などを記録し、
未来で落ち込んだ自分を励ましてあげられるように と思い立った物。
paperblanksの小さな小さな手帳で、立派な風貌ではないし、19歳頃に書いたであろう一ページ目の字は幼くて何だか頼りない。
けれど、たくさんのありがとうが詰まっている。


読み返していると、ある"視点"の変化に気が付いた。
「愛」に対する考え方。
ノートの前半、高校を卒業して一年も経っていない当初、名の通り「~が嬉しかった」・「~は忘れたくない」と、ただただ感謝を書き留めるのみ。
実際にこうして思い辿る事が出来ているのだから、この手帳の在る意味は成立しているけれど、大切な感覚がまだ芽生えていない。

「だから私は、どうやって返していこうか」という手段。ありがとうの先。
これらが書かれているのは、ノートの後半、恥ずかしながら最近のこと。
例えば、抱きしめてあげたい。
例えば、笑わせてあげたい。
例えば、くだらない話をする時間を設けてあげたい、ご飯を作ってあげたい、ただ一緒に居てあげたい。
些細なカタチだとしても、こういった自発的な何かが増えれば増えるほどに、相手へ抱いている愛の像が見えてくるのだろう。


plentyというアーティストの音楽に、
「椅子がないでしょう まだ、君の中には

君なら何という 僕なら何という 誰かは愛という
今はまだ分からない

今は分からなくていい」
という歌詞がある。
きっとこの歌のなか、分かっているのだろう。でも、これが歩幅なのだろう。
欲求や理想が溢れ返るほどの大きな愛は、少しずつ、本来の道を教えてくれるのだろう。きっと。

二冊目は、記録と展望のノートにしよう。

2012/06/08

【特殊加工名刺】totokoko labelオーナーの名刺を制作させて頂きました


私も所属し、日々お世話になっている「totokoko label」レーベルオーナーの名刺を制作担当させて頂きました。
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totokoko label
http://totokokolabel.com/
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表面はシンプルに、
裏面はロゴカラー(ピンク,イエロー,ブルー,グリーン)をベースにし、
また、ロゴモチーフとなっている”三角”・”円”の記号部分をUVインク厚盛り加工によって、プックリと立体的に膨らませました。
増刷(二度目の印刷)なのですが、
前回は透明だった盛り上げ加工部分を、白へ変更。
「触りたくなる名刺」コンセプトをより強調してみました。

特殊加工でお世話になったのは「DECO CARD」さん。
とても迅速かつ丁寧なご対応の元、納得のいく仕上がりとなりました。
その他、カタヌキ加工等、印刷・特殊加工の面白さを教えてくれます。

とても嬉しい事に、
DECO CARD店長さんのBlogにてご紹介頂いております。
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該当記事URL:
http://decocard.blog90.fc2.com/blog-entry-89.html
(店長さんBlog):
http://decocard.blog90.fc2.com/
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デザインを指先で感じる事は、とても楽しいです。
「ずっと持っていたい」・「大切に保管したい」と思ってもらえるような、
そんな媒体作りを心掛けていきたいものです。

【音楽を絵に】原田郁子「銀河」


【音楽を絵に】コーナー、更新しました。

今回は、原田郁子「銀河」という曲を描きました。
▼絵(原寸大)
http://saoriyamada.tumblr.com/post/24608790464/title-ginga-by-saori-yamada
▼楽曲試聴(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=1lwaHiH3Bu0


― そっと そっと 手をつないで
どこまでも どこまでも もぐってみよう
だれもこないから 安心して
きみのなかにある 宇宙をみせて ―
             (「銀河」歌詞より)


原田郁子さんのソロアルバム三部作、完結編となっている、
Album「銀河」より、
タイトルトラック「銀河」を選曲。
音から見えた色・風景・気持ちを絵に描きました。

作曲は忌野清志郎さん。
彼のコーラスは、「時間」や「生」や「死」さえも通過し、名の通り「銀河」を彷彿とさせる。
「ああ、"たゆたう" って、こういうことか」と、
全身を委ねて音と旅へ出る。

「愛しているよ」も「大好きだよ」も素敵な言葉だけれど、
「きみのなかにある宇宙をみせて」という言葉は、
ただの愛ではなく、相手の苦しみも悲しみも諦めも希望も想像も、
たくさんを受け入れる愛なのだと思う。
それは長い夜の抱擁みたいに、確かな熱となり、救いに似ている。
自分を許して、そこからの期待を掲げて初めて、大切な人へ言えるのだろう。